【総括!】「ラッスンゴレライ」もう飽きた?8.6秒バズーカーが爆速で飽きられた6つの理由
ラッスンゴレライがすでに飽きられつつある理由を、本気で考察してみる。
8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」といえば、意味不明な歌詞ながらも「説明してね!」と言われれば誰でもできる、言わずと知れたリズムネタです。皆さん、彼らのネタ、楽しんでますでしょうか?
※動画↓↓【公式】8.6秒バズーカー『ラッスンゴレライ』 - YouTube
リズムネタに賛否両論がつきまとうのは世の常ですが、
ネット上のコメントを見ると、ここ1、2ヵ月ほどは特に酷評が増えてきている気がします。
試しにこの辺のYahooニュースのコメント欄でも見てみると、いかに彼らを嫌う声が多いかが分かるでしょう。
さんまも8・6秒バズーカーにダメ出し オリラジ&藤崎「パクったやろ?」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
「全然面白くない」「吉本のごり押しだ」などと叫ばれて久しい「ラッスンゴレライ」ですが、、
ちなみに私は初めて見た時、素直に面白いと思いました。
あからさまにオリラジ(オリエンタルラジオ)の「武勇伝」ネタの影響は感じましたが、さらにエッジの効いたリズムと動き、まさに「次世代」と呼ぶにふさわしいと感じたものです。
なのですが、、
最近、なんでしょう。テレビで彼らが「ラッスンゴレライ」をやり出した場面に出くわした時の、こそばゆいというか気恥ずかしいというか……なんともスベったようなこの空気は…。
いや、スタジオで観覧している観客は盛り上がっていることが多いのですが(まさか、編集で笑い声を足している、なんてことはないと思いますし…)見ていてどことなく、そら寒さを感じるものです。
なんというか……あえて言葉にするなら、
「古い」と感じてしまう自分がいるのです。
まだそれやってんの?
という感じですね、はい。
同じように感じる方、多いのではないでしょうか?
そこで、一度は彼らを愛した立場として、なぜ彼らがこうも早く飽きられてしまったのか、原因を考えてみました。
(詳しい方には、今更なにを、という感じかもしれませんが。。)
理由①、「ネタ」のフォーマットとして成立していない。
たとえばオリラジの「武勇伝」は、「武勇でんでんででんでん♪」というリズムに乗りつつ、「あっちゃんがいかにすごいか」のエピソードを語る、という内容です。
(以下、脳内でリズミカルに再生してください。)
「ハナから全裸で野球拳」
「すごい ただただ裸になりたいの!」
× × ×
「カーナビの指示を全部無視」
「すごい お台場行くのに埼玉経由」
といった感じです。はい、思い出してきましたね笑。
このエピソードがすなわち「ネタ」であり、この部分を入れ替えることで、様々なバリエーションを楽しむことができるのです。
が、「ラッスンゴレライ」には、この「ネタ」に相当する部分がありません。
「彼女と車でラッスンゴレライ\(-o-)/」
の部分を、
「飼ってる犬とラッスンゴレライ\(-o-)/」
と変えたところで、別の面白味が生まれるわけではありません。
そのため、見るたびに別の「面白さ」が生まれる、ということはなく、ただ同じ「面白さ」を堪能するのみ、ということになり、飽きられやすいわけですね。
(そう考えると、初見から面白くないと感じた方にとっては地獄ですね笑)
ちなみに、松本人志氏が「これはネタでなく曲ですよね」と発言した真意は、ここにあると筆者は理解しています。
理由②、動画サイトでの激しい消耗
これは今に始まったことではなく、「日本エレキテル連合」のブレイク時などにも言えたことですが、
今は評判になったネタは、動画サイトでリピートして楽しむことができます。
好きな時に、好きなだけ観られる――こんな状況になってしまっては、飽きるのが早いのも当たり前ですよね。
芸人にとっては、つらい時代に突入していると言えるでしょう。
理由③、公式動画が、致命的なミスを犯している。
【公式】8.6秒バズーカー『ラッスンゴレライ』 - YouTube
彼らのことを知らない人が、その評判を聞いて、YouTubeで見てみるとします。
もちろん、検索してトップに表示されるこの【公式】動画を見るでしょう。
けどこの動画…なんとも寒い空気が漂っています。
そう、今のバラエティ番組で必須となっている、「観客の笑い声」が入ってないんです!
視聴者は笑い声込みのパッケージで提供しないと笑ってくれない、というのはもはや周知の事実でしょう。
それなのに、公式サイトがこんな動画をアップしてしまうなんて…、ちょっと脇の甘さを感じます。
理由④、オリラジに本家越えされて、終了。
完コピ!オリラジが「ラッスンゴレライ」をやってみた !8.6秒バズーカーも驚愕!「日本女子博覧会-JAPAN GIRLS EXPO 2015 春-」発表会1 - YouTube
これ見ていただければ一発でお分かりですね。
実力の違いを見せつけられてしまいました。はい。
理由⑤、赤シャツサングラスという「記号」で世に出てしまった。
分かりやすい衣装で芸人が舞台に立つ場合、認知が早いというメリットがありつつも、個性が深いところまで伝わらないというデメリットがあります。
(これまでも藤崎マーケット、小島よしおらがそういった自己分析を披露しています。)
彼らが田中シングル、はまやねんという割と工夫を凝らした個人名なのにも拘わらず、いまいちパーソナリティが浸透していないのは、この辺りに原因があるような気がしてなりません。
ちなみにオリラジは、「エンタの神様」に「武勇伝ネタ」で抜擢された際、分かりやすく柔道着を着てネタをやって欲しいとスタッフから要望を受けたそうですが、上述のような危惧から頑なに断ったそうです。
理由⑥、やはり、出世が早すぎた。
彼らはまだ芸歴1年弱。
トークも未熟なら、助けてくれるはずの先輩芸人とのコネクションもありません。
素顔の彼らというか、フリートークを披露する彼らを見ていると、どことなくハラハラしてしまいます。
同じくリズムネタでブレイクした「2700」が、ほぼ「芸人推薦枠」と言うべき形で世に出たことを考えると、彼らの孤立奮闘ぶりは、察してあまりあるでしょう。
まとめ
松本人志、明石家さんま、そして北野たけしと、続々と大御所にDisられる8.6秒バズーカー…。
もはや1周回って、応援したくなってきます笑。
今は超多忙ですから、パンチの効いた新ネタを生み出すことは難しいかもしれません。
「お弁当」「ありそうでない(イマジネーション)など、別ネタもあるにはあるようですが……。
この社会現象と言うべき「ラッスンゴレライ」を生み出した彼らですから、今後もまた、大きな花を咲かせてくれることを期待したいと、強く思っています。
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